子どもが同じ絵本ばっかり読みたがるのはなぜ?知育効果を詳しく解説
子どもの成長を助けてくれるものの1つに、絵本があります。
本記事では、絵本の知育効果と幼児期の絵本の選び方について解説します。
こんな疑問を解決します
- 絵本は知育にどんな効果がある?
- 子どもが同じ絵本ばかり読みたがるのはなぜ?
- 子どもの絵本はどう選べばいい?
子どもと過ごす時間に絵本を取り入れて、楽しみながら知育していきましょう。
子どもが同じ絵本ばかり読みたがるのはなぜ?
のびのびキッズLABで運営しているInstagramアカウントで、以下のような質問がありました。
大人の悩み
子どもが同じ絵本ばかり読みたがります。
親としては色々な絵本を読んで知識をつけて欲しいのですが、他の絵本をすすめても嫌がって、結局同じ絵本を読んでいます。
同じ絵本を繰り返し読むことも知育になるのでしょうか?
他の絵本を読んでもらうにはどうしたらいいですか?
同じような疑問を持っているお母さんも多いのではないでしょうか?
子どもは何度も同じ絵本を繰り返し読んで、満足感を得ています。
多くの方が、さまざまな本を読むことで子どもに多くの知識を身につけさせてあげたいと考えると思います。
しかし、幼児期には同じ絵本を何度も読むことが、実は子どもの学びにとても役立つんです。
くり返し読みたい子の多くは、知っている展開がやってくるワクワク感も楽しんでいます。
登場人物の感情を想像する力や理解力も、回数を重ねるごとに深まっていくもの。
多くの専門家も、同じ絵本を繰り返し読むことも大切だと勧めているんですよ。
子どもが自分で学ぶ力を持っていることを信じて、満足するまで何度も読んであげてください♪
それって、モンテッソーリ教育にも通じていますね!
その通りです!自発的な学びを大切にして、好奇心を尊重してあげたいですね。
>>「おうちで簡単にはじめるモンテッソーリ教育」の記事はこちらから
くり返し読むことでも得られる絵本の学びについて、詳しくみていきましょう。
絵本の知育効果
絵本が知育によさそうなのはわかりますが、どんな効果があるんですか?
絵本には知育効果が詰まっています!絵本で得られる効果を具体的にご紹介しますね。
絵本の知育効果の例
- 言葉を覚える
- 想像力が高まる
- 人の感情を読む力が育つ
- 読解力がつく
- 読書する習慣がつく
それぞれ詳しく解説します。
言葉を覚える
早い時期から本や絵本の読み聞かせをすると、言葉の引き出しが増えていきます。
大人の会話を聞いたりテレビを見たりするだけでも、子どもの語彙はどんどん増えていくもの。
絵本の中には普段の生活ではあまり聞かないような言葉も登場するため、新しい言葉を覚える良い機会にもなります。
絵本から子どもたちが得る言葉の数は、計り知れません!
想像力が高まる
絵本の豊富なイラストは、子どもの想像力を刺激します。
絵本の読み聞かせを通じて、ストーリーやキャラクターを自分の頭の中でイメージする想像力が身についていきますよ。
時には絵を見せずにお話だけを読み聞かせて、親子で想像を膨らませながら楽しんでみてください。
寝る前に声だけの読み聞かせをするのもオススメです!
人の感情を読む力が育つ
絵本には、さまざまなキャラクターが登場します。
読み聞かせを通じて子どもにキャラクターの感情や行動を考えさせることで、共感力が育ちます。
相手の気持ちを考える力は、今後の人間関係を築くうえでも役に立ってくれるでしょう。
「この場面で〇〇ちゃんならどうする?ママだったらこうかな~」など、話し合ってみるのも◎
読解力がつく
子どもの読解力の基礎を築くことができるのも、絵本のいいところです。
早い段階から本を読む習慣をつけると、文章を理解する力が自然とついてきますよ。
段階的に読む本のレベルを上げていくことで読解力を伸ばして行くことができます。
好きな絵本をどんどん読んで、読解力を鍛えたいですね。
読書する習慣がつく
絵本を通じて、子どもは読書の習慣を身につけることができます。
小さい頃から本や絵本に触れておけば、読書への興味や継続する力が自然と身につくからです。
夜寝る前に1冊読むなど、習慣付けるのもおすすめですよ!
さまざまなジャンルやテーマの本に触れて好奇心を刺激することは、将来の可能性を広げる1歩になるでしょう。
幼児期の絵本はどう選ぶ?おすすめの選び方
絵本の選び方のポイントを、具体的に3つご紹介します。
絵本選びのポイント3選
- 興味、関心で選ぶ
- 謎解き要素、しかけで選ぶ
- 特別な日や季節のテーマや心を育むものを選ぶ
ぜひ参考に選んでみてくださいね。
興味、関心で選ぶ
子どもが興味を持ちそうなテーマやキャラクターが登場する絵本がおすすめです。
動物が好きな子なら動物の絵本、果物が好きな子なら果物が出てくる絵本を選んでみてください。
子どもの興味や関心に合わせて選ぶことで、子どもが自ら進んで絵本に触れてくれるようになるでしょう。
謎解き要素、しかけで選ぶ
子どもと大人が一緒に楽しめる謎解き要素がある絵本もおすすめです。
大人も一緒に参加できることで、コミュニケーションや共有の楽しみが生まれますよね。
ページをめくると絵が立体的に出てくる仕掛け絵本や触感や視覚の刺激を与える絵本もオススメです。
同じシリーズやテーマの絵本をセットで揃えておけば、きっと長く楽しんでくれますよ。
特別な日や季節のテーマや心を育むものを選ぶ
季節をテーマにした絵本や、他者とのかかわりをテーマにした絵本もおすすめです。
絵本を通して、思いやりや特別な日々のことを学ぶことができます。
これらの絵本は、知識を増やすだけでなく、心や想像力を育てるのにも最適です。
アニメシリーズの絵本も取り入れてみる
子どもたちが既に好きなキャラクターの絵本も取り入れてみるのがおすすめです。
おなじみのキャラクターや絵柄があると、ストーリーが頭に浮かびやすくなります。
絵本でお気に入りのキャラクターが活躍する様子を見ることで、想像力が豊かになって、ストーリーをより深く楽しむ手助けとなりますよ。
キャラクターになりきってセリフを読んだり、一人でも楽しそうにページをめくっていました。
幼児期の絵本読み聞かせについてよくある質問
幼児期の絵本の読み聞かせについて、よくある質問をまとめました。
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みんなは何冊くらい絵本を買ってるの?
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学研教育総合研究所の調査によれば、幼児期の本の平均購入冊数は平均3.9冊となっています。
購入冊数は少なくても、保育園や図書館などを利用して読書をしている人は多いようです。
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いつ頃から絵本を読み聞かせるのが良いですか?
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絵本の読み聞かせは何歳からでも始められますが、幼児期と赤ちゃんの頃ではおすすめの絵本が少し異なります。
赤ちゃんのうちは色がはっきりしたものや感触がある絵本を選ぶと、ストーリーがわからなくても読み聞かせが楽しめますよ。
幼少期におすすめのファーストブックは別の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
絵本がもたらす知育効果と、絵本を選ぶポイントについて解説しました。
絵本には子どもの成長を支える素晴らしい効果があります。
子どもが興味を持つテーマの絵本を選んで、一緒に読む時間を楽しんでくださいね。